僕はきっと、会社を辞めない限り幸せにはなれない。

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こんにちは、ぬるいぬ(@null_inu)といいます。
夫婦揃ってコロナにかかってしまいました。

僕はどちらかというと流行には乗り遅れるタイプで、初めてコロナにかかったのが23年の夏でしたので1年ぶり。「1年ぶり、2回目の罹患です」なんて言うと、さながら夏の甲子園出場校のようで誇らしく思えてきます。

課金ィーーン(お薬代に)!高く上がったぁ〜(体温が)!!ってか。
冗談はさておき、本当に流行っているみたいなのでくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。

この1週間は高熱にうなされながら朦朧としていたのですが、改めて「健康ってめっちゃ大事!」なんて考えさせられました。結局、こういうことって失ってはじめて気づくというか、日常に慣れすぎるとついつい忘れてしまいがちですよね。

幸せの青い鳥は家の中にいましたみたいな話で、健康でいられることってめちゃくちゃ幸せなんじゃないでしょうか。

そんな経緯をもとに、今回は「僕は会社を辞めない限り幸せにはなれない」というお話をします。

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健康と幸せの切れない関係

病気にかかると、健康のありがたみや元気でいられることの幸せに気づかされます。

もはや考えるまでもないほどに明白ですが、健康体でいないと活動に制限がかかってしまいます。いくら仕事で大成して富と名誉を手に入れたところで、心労が祟って病床で寝たきりになれば幸せとは言いがたい!ってなことですよね。

僕は今回、熱で頭が回らない状態が4日間ほど続き、考えをまとめられなかったことが結構辛かったです。とてもじゃないけど、ブログにもまともに取り組めない。そこはかとない不安と不幸を感じながら過ごす羽目になりました。なんなんだこれは。

マズローの説から考察

この現象を、仕組みとして説明してくれた人がいました。それが、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズロー。マズローは、人間の欲求は5段階に分類されるという説を提唱しました。

マズローの欲求5段階説

人間の欲求は自己実現のために存在しているという前提のもと、欲求を5段階のレベルに分類。それを下から順番に満たしていくことで、最終的に自己実現に到達するという理論。

ピラミッド型の図が有名なんですが、これによると人間の欲求は以下の5段階に分類されます。

Lv.1:生理的欲求(食欲、睡眠欲)
Lv.2:安全の欲求(健康でいたい、経済的安定が欲しい)
Lv.3:社会的欲求(所属したい、仲間が欲しい)
Lv.4:承認欲求(他者から認められたい、自信を持ちたい)
Lv.5:自己実現欲求(理想の自分になりたい)

Lv.5まで到達してはじめて、人は本当の幸せを手にいれることができるということでしょう。形は違えど、全員がそれを目指しているワケです。

飛び級システムは無し

この説のポイントは、Lv.1から一気にLv.5には到達できないという点。下から順に満たされることで次のレベルに移行するプロセスになっているようで、飛び級みたいなことができないんだとか。

今回のテーマである健康は、Lv.2に該当しています(まぁ会社勤めをしている多くの人は概ね健康という前提なので、どちらかというと経済的安定を求めているのだと思いますが)。いずれにせよ、健康は幸せになるための土台としての根幹部分に君臨しているのです。

健康食品の通販番組などでお年寄りが「こんな身体じゃ何も楽しめやしない」的な発言をしている場面を見るのですが、これが全てを物語っているでしょう。

余談ですが…

個人的に、今の20代〜30代前半はLv.4とか5の欲求が特に強いように感じています。これは、日本のインフラが成熟し安全で健康的な生活が保証されていること、そしてSNSによりコミュニティや仲間作りのハードルが格段に下がったことでLv.3までの到達スピードが上がってきているからなんじゃないかと考えています。

会社は人間の欲求を利用して搾取する

マズロー説になんだかとっても納得しちゃったのですが、それを踏まえて考えてみると、会社員が会社という組織に対して何を求めているのかがぼんやりと見えてきます。

ざっくりとですがLv.2(経済的安定)、Lv.3(所属したい)、Lv.4(他社から認められたい)あたりは該当しますよね。仮に自分が踏んできたステップに当てはめてみました。多少の個人差はあるものの、多くの新社会人が同じような体験していくのではないでしょうか。

会社員としてのステップ例

  1. 生活するために経済的安定を求めて就職
  2. 会社に所属し、貢献しているという安心感が欲しくて頑張る
  3. 上司から認められ、自分にお客さんが付き始める
  4. 自分の裁量で仕事を回し、売上を上げられる

ここで忘れないで欲しいのが、会社(企業)というのはあくまで利益を追求するためのコミュニティである点。耳障りの良いことを言ってあなたを誘惑してきますが、あくまで労働力として欲しがっているだけに過ぎません。人間の欲求につけこんで労働力として搾取し続ける…。本当によくできた恐ろしいシステムですね(笑)

クリアしたり、気づいた人から離脱

マズローによると、Lv.5(自己実現欲求)を満たすことで人は幸せになれます。
自己実現とは、理想の自分の姿になること。

僕の場合、誰にも邪魔されずに自分のペースで創作に勤しみ、多くの人がそれを待ってくれるのが理想の姿です。会社でスタッフやプロジェクトのマネジメントをしたり、毎日のように違うクライアントとやりとりをしてそれなりの売上を上げている現在の姿ではありません(ちっとも楽しくないのです)。

つまり、会社にいる限りそれを実現することができません。一時的に創作に集中できる瞬間はあるものの、それ以外のノイズの方が圧倒的に多いのです。

また、いずれかのステップをクリアできずに精神を病んだり、我慢できなくなった人たちもこれまでたくさん見てきました。良くも悪くも、「ここに自分の幸せはない」と気づけた人たちは会社を去っていくというオチです。

一方で、真実に気づいたとしても残ろうと思わせてくれる素敵な会社もあるでしょう。辞めなければ幸せになれないのは、僕にとっての自己実現と会社での業務内容が紐づいていないからです。会社に居ながら自己実現を達成できるのであれば、無理に去る必要はないと思います。

まとめ

コロナにかかったことをきっかけに、健康と幸せの関係性にフォーカスしてみました。そして、マズローの説を踏まえると「僕は会社を辞めない限り幸せにはなれない」という結論に至りました。

多くの人が欲求を満たして欲しくて会社に就職する一方で、欲求Kv.5の自己実現を達成できる環境であれば、別に会社勤めじゃなくたって幸せに生きていけると言う逆説も成立しちゃいますよね。いい大学に入って、いい企業に就職すれば一生ハッピー!なんてことは虚構でしかないのでした。

それでは。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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