どうも、ぬるいぬ(@null_inu)です。
後悔しない生き方をする!と決心してからというもの、実にたくさんの本を読み、いろいろな人の思想に触れてきました。
なかには、「これは心に染みる!」とか「そんな考え方があったとは!」という、気づきや衝撃を与えてくれる本がいくつもありました。
この記事では、生き方そのものに影響を及ぼすような、すばらしい名言と、それが書かれている本を4冊ほどご紹介します。
- 後悔しないために、どう生きればいいか迷っている
- 辛い状況を変えたいけど、どうすればいいか分からない
- 会社員として働き続けることに限界を感じている

そういったモヤモヤを抱えている人に、良い気づきを与えてくれる本ばかり集めています。
今回は、本のタイトル+著者の名言(本文からの引用)をセットでご紹介していますので、気になるものがあればぜひ読んでみてくださいね。
名言を読む!おすすめの本4選
早速ですが、心に染みる名言と出会えたおすすめの本4選をご紹介していきます。
(1)年収90万円で東京ハッピーライフ/大原扁理


20代という若さで隠居生活を始めた大原扁理さんの名著です。



「年収90万円」というタイトルがまず衝撃的ですよね(笑)
年収が少なくても幸せな気持ちで暮らすための思想とは?そして、具体的にどうやってそんな生活を実現しているのか?この本を読めば全て分かります。
では、この書籍の中から名言をいくつかご紹介します。
わたしは今、結果的に隠居になっているけど、毎日をとても「生きている」という感じ。
第一章 ハッピーライフの基本とは より
いちばん自分を理解して、自分のためにこんなに考えて働いていろいろしてくれる人は自分しかいません。
第二章 フツーって、何? より
辛い場所から飛び出したら、そこは孤立無援ではなくて、案外まったり、自分で選んだ人と関わりながら生きられるところでした。
第四章 毎日のハッピー思考術 より
お金で回ってる世界とそうでない世界、いざとなったらどちらにも行けるぐらいにしといたほうが絶対にラクです。
第四章 毎日のハッピー思考術 より
自分で決めたことなら諦められるけど、人に言われて諦めたなんて、死んでも死にきれません。
第四章 毎日のハッピー思考術 より
大原さんの言葉に一貫性を感じるのは、あくまで中心に自分を置いているからだと思います。
ご紹介した名言たちも「自分軸」が前提になっていて、他人の価値観や外部からの圧力によって人生を支配されないことがハッピーライフの秘訣なんだろうなと感じました。
(2)あやうく一生懸命生きるところだった/ハ・ワン


韓国のイラストレーター、作家であるハ・ワンさん。40歳を目前にむかえ、競争社会に疲れ果てた著者は突発的に会社を辞めます。
その後フリーのイラストレーターとして独立するも、ビールを飲みながらごろごろ過ごす毎日。挙げ句の果てには、どうやって仕事を断るかばかりを考えていたのだとか。



まるで僕じゃないか(笑)
必死に頑張って生きることをやめたワンさん。その体験や頭の中を覗き見できるエッセイ作品です。
必死にやってきたのに、幸せになるどころか、どんどん不幸になっている気がするのは気のせいだろうか?
プロローグ より
知らず知らずのうちに参加させられていた“レース”を棄権したような、今はそんな気分だ。(中略)ところで気になるのは、それが何のレースだったのか、まったく見当がつかないことだ。
第1章 こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない より
世界は僕らにやる気を強要し、僕らはやる気を見透かされ、足元を見られて搾取される。だから、やる気をむやみに見せるのは危険なのである。
第1章 こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない より
自分の時間をほしがっていた理由は、何かをしたいからではなく、何もしたくなかったからではないか。
第2章 一度くらいは思いのままに より
たぶん、お金のために自由を後回しにし続ければ、僕らは一生自由になれない。
第3章 生きていくって、たいしたことじゃない より
ここ数年は幸せを感じる瞬間が増えた。状況が好転したからではない。ありのままの自分から目をそらして苦労し続けることをやめ、今の自分を好きになろう、認めようと決めたからだ。
第4章 あやうく一生懸命生きるところだった より
そう、人生の大半はつまらない。だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占めるこんな普通のつまらない瞬間を幸せに過ごすことにあるのではないか。
第4章 あやうく一生懸命生きるところだった より
自分の状況と重なる描写があったり、分かりみが深みなエピソード満載で共感が持てました。
全体を通じて「ま、なんとかなるかもな」と、肩の力を抜いてくれるような言葉とたくさん出会うことができる本だったなぁと思います。
(3)ひたすら会社で働く生き方から降りることにした/すずひら


36歳の時に会社を辞め、本やYoutubeなどを通じて「自分の人生を生きること」を発信されている、すずひらさんの本です。僕はすずひらさんの大ファンで、熱い思いを下記の記事で語ったりしてます。
この本は、すずひらさんの学生時代〜会社を辞めるまでの体験を綴ったセルフドキュメンタリー作品。どんな経験をして、どう感じ、考え、そして行動したのかが赤裸々に語られています。
周囲に合わせて漫然と、会社員という生き方を続けていたものの、生活のほとんどを労働に支配される人生に虚しさを感じ、このままでは生きている意味がないと思った著者。



この気持ち、共感できる人多いんじゃないでしょうか。
僕はこの本(厳密にいうと、この本のKindle版)を読み、会社員を辞める決心をしました。それくらい、人生に強烈なインパクトを与えてくれた本です。
朝から晩まで会社の都合でこき使われて、帰宅したら家事をして、寝て起きたらまた会社。こんな生活は自分の人生を生きているのではなく、会社に労働力を提供するために給料で生命維持しているだけとしか思えなくなった。
第5章 1社目、大手企業で歯車として働く より
時間を気にせず、景色を眺めながら徒歩でのんびり移動する時間がとにかく心地よかった。
第6章 はじめての無職生活 より
いくら大手企業だからって、自分に合わないのだったら辞めて正解なのだ。自分の気持ちに従っていけば、きっと人生はうまくいく。
第7章 2社目、やりがいを求めベンチャーへ より
何がなんでも業務の仕組みを整えて生産性を上げるぞ、事業を大きくするぞ、利益を生み出すぞ、みたいなことは僕にとって重要ではなかった。僕にとって重要なのは、多くの時間を費やす仕事に納得することで、自分の人生を充足させることだった。
第7章 2社目、やりがいを求めベンチャーへ より
僕は多くの利害関係者と関わりながら資本主義社会の中で立ち回ってビジネスをするよりも、家の中でじっくり時間をかけてモノづくりでもしていたい。
第8章 2度目の無職生活 より
なんで俺、給料に見合わない責任とストレスを背負いながら、週5日間も朝から晩まで必死に他人の事業に人生の時間を捧げてたんだっけ?
第9章 3社目、激務に飲み込まれる より
結局のところ、会社という組織には僕みたいなやつは馴染めなくて、場違いなのだ。場違いな奴がいると双方にとってマイナスの影響がある。さっさと静かに去るべきだ。
第9章 3社目、激務に飲み込まれる より
そもそも、人間の幸福って、多く稼ぎ、多く消費して楽しむ循環の中に本当にあるのだろうか。
第10章 休職して考える より
今の生活よりも、存在するか不明だし、存在したとしても老化や病気で今より確実に衰えている将来の生活を優先する理由がない。
第13章 価値転換 より
僕は自分の気持ちに素直に従うことに決めた。その一環として会社員という働き方をやめた。札幌へも移住した。これは僕の人生だ。
おわりに より
ちょっと熱量が高くて多めになってしまいましたが、これでも絞った方です(笑)
全体を通して一貫していることとして、すずひらさんはとにかく自分の人生への納得感が大切だと語っています。
会社員として働いている方なら、共感できる言葉がたくさん見つかると思いますよ。


(4)低コスト生活/かぜのたみ


Youtubeを中心に、「暮らしと自分をととのえる」というテーマで発信活動をされている、かぜのたみさんの著書。タイトルに低コスト生活とあるように、著者の生活コストは、なんと月7万円!



すごすぎませんか…。
まぁ、ここまでストイックに低コストを目指すかどうかは人によると思いますが、お金がかからない暮らしをすれば、稼がないといけないお金も減る、つまり自分らしく後悔しない生き方に直結すると僕は思っています。
そんな、低コスト生活を目指す人の参考になりそうな名言たちをご紹介します。
自分のしたいことを我慢するというよりも、余計なものを背負い込んでしまった生活やお金の流れを、自分本来の形に戻していく感覚で見直すと、生活は自然とサイズダウンし、それほどお金も必要なくなるのです。
はじめに より
自分が何に満足したり、ハッピーを感じたりするのかを丁寧にひも解いていくことで、「本当に好きなこと」に辿り着くのだと思っています。
はじめに より
身を粉にして働いてもお金が貯まらず、むしろ苦労だけが増えていく謎の現象が起きていました。
第0章 低コスト生活とは より
会社に勤めた方が収入が安定することは確かですが、人には向き不向きがあります。(中略)向いていないことを続けると、結局無理することになり、その埋め合わせとしてお金が必要になる気がするのです。
第0章 低コスト生活とは より
暮らしをより良くしよう!と思い立った時、自分に足りない部分を補いたくなり、気合を入れてどこかに探しに出かけそうになるかもしれませんが、私は「すでに手元にあるもの」や「今の自分でいい」とまず認めることが、一番大事だと思うのです。
第0章 低コスト生活とは より
人付き合いのために自分と生活費を削り、自分を削った分ほかの娯楽費などで補填しなければならなくなってしまうのは本当に本末転倒です。
第1章 お金をととのえる より
お金をかければかけるほど不満や不安を解消できると思いきや、実はそうでもないのです。
第2章 衣食住をととのえる より
自分が満足できることは、「世間的な評価」とはまた別のところにある、ということをわかっていた方が、周りの影響を受けてブレることもなくなり、暮らしの満足度が上がるのではないかと思ってます。
第2章 衣食住をととのえる より
私自身の性格や趣向などの本質的なところは、昔からあまり変わっていないはずですが、理想を追いかけすぎるより、自分に合う環境にいることの方が大事で、自分に合わない場所からは早々に去った方がいいということを本当に実感しました。
第3章 思考と習慣をととのえる より
どちらかというと、低コスト生活を実現するための考え方や具体的なアイデアを紹介しているので、名言らしい名言というのは少ないかもしれませんが、全体を通して「本当の幸せってなんだっけ?」と考えさせてくれるような言葉が詰まった書籍です。


まとめ
心に染みる名言と出会える4冊の本をご紹介しました。
- 年収90万円で東京ハッピーライフ/大原扁理
- あやうく一生懸命生きるところだった/ハ・ワン
- ひたすら会社で働く生き方から降りることにした/すずひら
- 低コスト生活/かぜのたみ




後悔しない生き方をしたいと願う、あなたの人生にとって少しでもヒントになれば幸いです。



気になるものがあれば、ぜひ読んでみてくださいね!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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